Under_the_Fool's blog

自分がtweetしたことの内、漫画や映画等の感想についてまとめる方針です。

マーク・ミラー「ウォンテッド」読了(2013/07/01)

ウォンテッド (ShoPro Books)

ウォンテッド (ShoPro Books)

 マーク・ミラー「ウォンテッド」読了。

 色々な意味で痛快作。

 殺し屋になった主人公が様々な特殊能力を持ったヴィラン共を「拳銃」という現実的な手段で次々に殺していく描写が痛快(そしてその銃口はそのままコミックに耽溺する我々読者にも向けられている)。「ウォンテッド」の暴力描写が一種清々しくさえあるのは、それがコミック内/外の硬直した部分に的確に照準が定まっているからであろう(無論、それはコミックへの愛の裏返しでもあるのだが)。

 暴力表現でしか読者にもたらし得ない「感情」はやはり存在する。

 「表現規制」が進んだら、こういった作品ってのは誕生しにくく(しなく?)なるのだろうな(´・ω・`) 

 

 最後に本作より一番好きな部分を引用。

「大混乱を巻き起こす能力のある奴もいる。壁抜けできる奴、音の速さで移動できる奴(中略)だが、俺の特殊能力は人殺しだ。俺の才能は命を奪うことだけに特化している。時にそれは、他のすべての能力を合わせたよりも、はるかに恐ろしい」